- 記事一覧/
Terraformでcountやfor_eachを使って定義したリソースをTerraform管理下から外す方法
··1 min
目次
みなさん、こんにちは。今回は既存のリソースをterraform state rm
コマンドを使ってTerraform管理下から外す際の小ネタの紹介です。
Terraformで実装する際、たとえば複数複数のリージョンやアベイラビリティゾーンに同様のリソースを配置する際などのユースケースにおいてcountやfor_eachを活用されている方も多いかと思います。このcountやfor_eachを活用して定義したリソースに対して素直にterraform state rm
コマンドを実行すると次のようにコマンドがエラーになってしまいます。今回はそんなときの解決方法を紹介したいと思います。
$ terraform state rm google_compute_subnetwork.private["tokyo"]
Acquiring state lock. This may take a few moments...
╷
│ Error: Index value required
│
│ on line 1:
│ (source code not available)
│
│ Index brackets must contain either a literal number or a literal string.
╵
Releasing state lock. This may take a few moments...
countやfor_eachで定義したリソースを管理外にする方法 #
結論から言いますと 「’(シングルクォーテーション)で定義したリソース名を囲む」 が1つの解となります。
出力例のように、Terraformリソース名を’(シングルクォーテーション)で囲んであげると期待通りに既存のリソースがTerraform管理外になる動きとなります。めでたしめでたし。
$ terraform state rm 'google_compute_subnetwork.private["tokyo"]'
Acquiring state lock. This may take a few moments...
Removed google_compute_subnetwork.private["tokyo"]
Successfully removed 1 resource instance(s).
Releasing state lock. This may take a few moments...
終わりに #
いまさらの情報でしたがいかがだったでしょうか。「え、こんなユースケースなくない?」と思われるかもしれませんが、「ついつい、うっかり既存環境を間違って違うリソースにインポートしちゃいました」といったケースもあるかと思います。そんなときの手助けになれば幸いです。
以上、terraform state rm
コマンドを使ってTerraform管理下から外す際の小ネタの紹介でした。
- Terraform は、HashiCorp, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
- その他、記載されている会社名および商品・製品・サービス名は、各社の商標または登録商標です。